Stanford CIS
Yuko Noguchi

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CCJPシンポジウム

さて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、近頃、Creative Commons Japanの事務局長なるものになりました。「長」だから、何がえらい、ということもなく、ただ、一番働く、ということなんですが… おかげさまで、法律グループはだんだん体制が整い、東大の中山先生を代表に、仲間の弁護士も増えてきて、とっても…

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Happy New Year! 2006

皆様、明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします! 今年は、このBlogも、もう少し頻繁に更新することを目標にします!(笑) さてさて、本当にご無沙汰しておりましたので、ちょっと近況など。 昨年9月に、4年2ヶ月の留学を終えて日本に帰国し、10月から職場に復帰しました。 私が不在の間に二度の合…

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students at law school

今回は、法律と全く外れて、学生の意識、について。 こちらのLaw schoolの学生を観察していて、日本の学生と違うなぁと痛感することのひとつに、「履歴書」があります。 履歴書の書き方が違う!?   いえ、そうではなくて。 米国の学生は(そして、おそらく社会人も)、良くも悪くも、自分の履歴書を何時も「手入れ」しなが…

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talking about culture - consumers' rights?

お久しぶりです。 このところ、引越し作業でばたばたしていた野口です。 そうです、ついに9月の頭に日本に戻ることになりました…。 といっても、学位は12月までお預けなのですが。 さて、まだ米国には居りますが、引越し作業はほぼひと段落して。 最近、いろんな方とお話をして、日米比較論、文化論を話していると、 「面白いですね…

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European Commission on DRM

さて、米国とは著作権法の伝統が違う欧州(大陸)の動きは、日本としても勉強になるはず、と思いながら、なかなか、どこから取り掛かってよいものやら。 と、思いながら、元同級生であるドイツの若手ホープの一人であるStefan Bechtoldに、時々欧州情報をもらっている私です。 先日は、「政府の役割」をめぐって議論してい…

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Grokster Case (2)

この記事では、Grokster判決とSony判決の区別についてお話しましょう。 巷でも言われているように、Grokster判決はSony判決を覆したものではありません。 むしろ、先日のStanford Law Schoolのパネルでは、Sony判決をSafe Harbor(免責事由)として確立したもの、と捕らえられ…

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Grokster Case (1)

日本でもおそらく話題になっているだろう2005年6月27日のGrokster連邦最高裁判決(和訳はこちらなど参照)について、先日、スタンフォード・ロー・スクールで開かれたMark A. LemleyとIan Ballonがコメントするパネルに出席しました。 予想通り!というコメントのほかに、面白いコメントがいくつかあ…

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Professor Wendy Gordon's Article (3)

法と経済学の分野で活躍しているGordon教授の論文として最後にご紹介するのは、価格差別(Price discrimination)に関する論文です。 価格差別というのは、ミクロ経済学で、市場での独占(Monopoly)、または独占にまで至らなくともある程度の市場支配力(Market Power)がある場合に、商品の…