この4月から、日本でもいよいよロースクールがスタートします。
そこで、少しずつ、私のいるStanford Law Schoolの様子などをお伝えすることで、皆さんのご参考になれば、と思います。
今日は、教材配布のためのWebpageについてです。
Stanford Law SchoolのWebシステムは、私が在学している3年の間に非常に進化しました。現在では、各学生は、授業に関する連絡、授業のための資料（Reading assignment)、授業のトピックに関する掲示板まで、全てが、Courseworkという名前のWebpageに掲載されることになっています。各学生は、事前にこのWebをチェックして、授業に備えることが期待されています。また、コースによっては、学生が授業中に行ったプレゼンテーションやコメントなどもUpされることがあります。もちろん、このWebpageは、その授業に登録している学生しか基本的に見ることができません。私のように、授業を聴講（Audit)している学生については、教授の許可を得て登録してもらうことになります。
これで、資料をなくしてしまったので準備できない、などという問題が無くなり、良くも悪くも、学生は自主的に授業の準備をしなければならなくなります。また、他の学生のレポートなどを読むのは、学生相互に刺激になり、適度なプレッシャーも与えますが、また、他の学生から学ぶことがいかに多いかも実感します。
日本も、いつの日か、こんな感じになるのでしょうか。